地域コーディネーター養成セミナー Part2&オプション レポート

紅葉が一斉に始まった11月25日(土)、26日(日)に地域コーディネーター養成セミナー4回講座の第3回目(コレクティブインパクトを学ぶ)4回目(オプション・円卓会議)を開催しました。

今回も講師は、(株)PubliCo(パブリコ)の長浜洋二氏<代表取締役CEO>、秋元由梨氏<コンサルタント>、外崎恵子氏<アシスタントマネージャー>をお迎えした贅沢な布陣での開催となりました。

今回も開催場所は山口秋穂地域交流センターです。会場の雰囲気のよさは講師陣からも定評で、パワースポットと賞賛を頂いています。

 

今回のセミナーの様子はPubliCoさんのブログでも紹介されましたのでぜひご覧ください。

まちづくりにおける『コレクティブインパクト』と『ロジックモデル』

 

セミナーPart1の様子はこちらから

Part2 多様な主体の協働~コレクティブインパクトを学ぶ~

11/25日 プログラム

■チェックイン(コミュニケーション)

■これまでの振り返り

■コレクティブ・インパクトについて学ぶ

■テーマを選んでグループごとのワークショップ

高齢者 ①見守り ②買い物(移動)

若 者 ③ひきこもり ④地域の担い手

子ども ⑤貧困 ⑥いじめ

上記の中から話し合いたいテーマを選んで6テーマ、8グループでの作業

ワーク1:問題構造の整理①問題分析

ワーク2:問題構造の整理②目的分析

ワーク3:問題構造の整理③対策の評価と優先順位づけ

ワーク4:プレイヤーの洗い出し

■共有・発表

PubliCo長浜講師

それでは少しだけセミナーの様子をお伝えします。

■チェックインで行ったのは、山口県における①年上女房率②軽自動車保有率③こどものチャレンジ精神率をグループごとで考えていきます。正解との差を100点から引いて得点を競います。ちなみに最高は79点でした。

■続いて、前回学んだロジックモデルを振り返り、コレクティブ・インパクトの基本と事例とをがっつり学びました。

こちらについてはぜひ、PubliCo長浜氏のブログをご覧ください。

■午後のワークは、講師の教えてもらう以下の手順に沿ってどんどん進みます。

ステップ1:問題分析

①中心問題を決める

②中心問題の直接的な原因となっている問題を1段下に並べる。

③中心問題が直接的な原因となって引き起こされる問題(結果)を1段上に並べる。

④問題を原因&結果に関係性で整理しツリー図を発展させる。

 

ステップ2:目的分析

①問題が解決された望ましい状態に書き換える。

②書き換えた項目が「真に望ましい状態か」「実現可能か」「必要十分か」を確認する。

③必要に応じて「目的を変更」「手段を追加」「不要な目的を削除」など修正し、手段&目的を再度確認する。

ステップ3:対策の評価と優先順位づけ

①対策アプローチに作戦名をつける

②作戦ごとに「効果」「コスト」「スピード」「継続性」「心的負担」を評価していく

 

ステップ4:プレーヤーの洗い出し

①作戦ごとに関わるプレーヤーを洗い出し、その役割を書き出します。

ステップ5:発表

①グループの中からプレゼンターを決め、出来上がった模造紙の説明をします。

2回行うので、その他の参加者は自分の聞きたいテーマのプレゼンを聞きにいきます。

次から次と示されるワークをこなしていくと導かれるようにコレクティブインパクトにつながっていくという摩法のワークの満足度は94%と高く、実りの多い時間になったようです。

しかし、これからどう生かせるかが大切なポイント、これからも支援センターを活用しながら一歩を踏み出しましょう。

 

オプション  円卓会議~地域社会の課題解決をめざす話し合い~の手法を学ぶ!

11/26日 プログラム

■円卓会議の説明

■論点提供:山口県県民生活課

■セッション1:センターメンバー(登壇者)の自己紹介と一言

■セッション2:会場全体でのワーク

 

円卓会議とは:

多様な主体が積極的に参画して運営する、お互いの力や課題を共有しながら対話を積み重ね、協働できる地域社会の実現をめざす場。 ~地域社会の課題解決をめざす「対話の場」~

地域社会の課題の解決に取り組む人・組織はたくさんあります。行政はもちろん、NPOなどの市民団体や自治会、あるいは企業や組合組織など、さまざまな人々が地域の課題に真剣に向き合っています。しかし課題の多くは、単一の人・団体・分野だけでは解決しづらいことに多くの人が気付きはじめています。

地域円卓会議は、地域のさまざまな担い手が、課題の情報を共有し、互いにアイディアやネットワークを提示しながら、協働して課題の解決に取り組んでいくことをめざす「対話の場」だと考えています。

もちろん、地域円卓会議を開催して、具体的な課題解決の取り組みをはじめるという意思決定・合意形成が、すぐに生まれるとは限りません。まずは、課題についての情報共有・意思疎通を目的とする地域円卓会議からはじめてみてはいかがでしょう。≪参考:地域円卓会議開催マニュアル (公財)みらいファンド沖縄発行≫

【論点提供者】

県民生活課 県民活動推進班:伊藤 克平氏 

誰もが県民活動に参加し県民パワーで輝く、夢あふれる山口県の実現にむけて事業を展開中

■課題・背景等

・県民活動に取り組んでいない人4割

・人材の高齢化、若年層の取り組み不足

・興味はあるが何をすれば良いのかわからない(情報入手ができない)

・行政、地域、NPO等多様な主体の協働による取り組みの促進

・民間が主体となる県民活動の促進

・山口ゆめ花博に繋がり拡大する県民活動

■県民活動の裾野の拡大に向けて

・興味を持ってもらい参加するためのしかけ(ボラティアチャレンジデーなど)は?

・若年層を巻き込むしかけづくり、参加取組促進は?

・ライフステージに応じた活動の促進はどうすれば?

・体験後の継続性を高めるためには?

・行政、地域、NPO等多様な主体の強み・役割を知り、協働を促進するには?

・民間主体の県民活動の促進に向けての、財源確保など運営力を向上するには?

【その他のセンターメンバー(登壇者)】

①山口市協働推進課:田中 新治氏

住民が地域の魅力や課題を知ることや若年世代(小中高大学生)が地域と関われる環境づくりなどを通じて「誰もが地域に愛着と誇りが持てる山口市」を目指している。共生社会に向けての包括的連携も目指していきたい。

②社会福祉法人岩国市社会福祉協議会 本郷支部:三浦 博之氏

誰一人困りごとを抱えた人が居ない地域をめざして、資源(ヒト・モノ・お金など)を投入・開発している社会福祉協議会。これからは、当事者意識(共感)をもってもらえるかが肝心。そのためにも社協の役割を再考したい。

③いわくに市民活動支援センター:柳原 文子

これまで官設民営で市民活動を支援してきたが、協働の前提として行政どのようにNPOを知ってもらえばよいのかは悩んでいるところ。市民活動団体のモチベーションをあげるための交流会などを実施。これからの市民活動支援の在り方(C・B、S・B)なども模索中。

④(株)海耕舎、NPO法人コバルトブルー下関ライフセービングクラブ:新名 文博氏

海岸をはじめとする水辺の監視・救助活動と安全教育及び環境教育を行い、安心・安全な地域社会の構築に貢献したいとNPOを立ち上げたが、繁忙季節以外の収入源の確保など安定した組織運営のために(株)海耕舎の立ち上げに至る。現在日本財団の助成で「渚の交番プロジェクト」を準備中。

⑤認定NPO法人支えてねットワーク:上村 早苗氏

多様な価値観を受け入れることのできる社会の実現をビジョンに、山口でひきこもりから脱したい人すべての、その人の希望する社会復帰の実現に向けて、相談を中心に居場所や中間就労などの支援を寄附も集めながら活動中。

論点提供者からのテーマに対して、センターメンバーがそれぞれ意見を発表します。会議の内容はその場でファシリテーターが即興記録をします。その後は、山口県の困りごとの「若者を県民活動に巻き込むきっかけづくり」と「その継続のしくみ」について、会場の皆さんからの意見を頂き、アイディア満載の模造紙を山口県にプレゼントしました。

 

円卓会議の手法は様々で、今回は、沖縄式地域円卓会議を手法のひとつとして紹介してくださいました。

事前に●しっかりと論点を絞ること。●座組みの設定が大切なポイントになります。

どんな会議も主催者が何のために行うのか、まずはそのロジックモデルを作ってから取組むことが大切ですね。

 

皆さんも、素敵な仲間と悩みながら、新たなつながりに向けて円卓会議にチャレンジしてみませんか?

(渡邉)

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