【円卓会議】第2回 支援につながる前の子どもと家庭を考える

前回から1カ月経った5月14日、「支援につながる前の子どもと家庭を考える」円卓会議の第2回目を開催しました。今回は新しい参加者さんも加わり、5人ずつ4グループに分かれて座っていただきました。

【円卓会議とは】
市民活動団体や企業、行政、地域などさまざまな担い手が課題を共有し、互いにアイデアやネットワークを提示しながら、協働して課題の解決に取り組むことを目指すものです。

まずは、つながり力UPのためのアイスブレイクとして、今回は二人一組になって相手のことを紹介する「他己紹介」を行いました。

さぽらんて流の他己紹介は、似顔絵付き!みなさん「絵が下手で…」というわりに特徴を捉えて描かれておられ、とてもお上手でビックリしました!

他己紹介の後は、新しく加わられた方々から、それぞれの立場からの情報提供や、感じておられることを伝えていただきました。

  • 学校の先生方は何でも知っておられると思いがちですが、知らないことも多い。
  • 知的障害があったり、何か問題がある家庭の子どもで児童相談所につながったらラッキー。
  • 引きこもり支援の現場では、不登校の保護者からの相談が増えている。
  • 放課後等デイサービスは不登校でも利用できるようにしている。(どこのデイでも、というわけではありません)
  • 学校でできない相談をデイでしてくれる子どももいる。
  • グレーゾーンの子どもたちは特に権利を奪われやすい。
  • やまぐち版ネウボラ」というのをやっていると聞いた。

「ネウボラ(Neuvola)」とは、フィンランド発祥の総合的な子育て支援制度およびその拠点を指す言葉。フィンランド語で「アドバイスの場所」「相談の場」を意味し、妊娠期から就学前まで、かかりつけの保健師が同じ家族を継続的かつワンストップでサポートする仕組み。

ネウボラとしての取り組みとして、山口市では「山口市こども家庭センター」を、妊娠期~就学前まで、気軽に相談できるワンストップ支援窓口を設置していることについて、保健師さんからご説明いただきました。

そして、後半は「グレーゾーンの子どもや家庭に届くような具体的な事業」についてグループで事業計画を考えよう!ということで、まずは同じ課題に対しての他県での事例をいくつかご紹介しました。

  • 週1お弁当配布で見守り(大分県中津市)
  • 子ども宅食赤ちゃん便(佐賀県など)
  • 高校内「居場所カフェ」(福井県)

難しい課題だけれど、やはりどこの自治体でも困っていることをどうにかしたいと動いているんですね。

刺激を受けつつ、山口市ではどんなことができるでしょう?
さまざまな人や機関が連携してできることがあるはず!

それぞれのグループで話していただいたことを発表していただきました。

どんな具体的な事業が出たかというと…

30分弱という短い時間での話し合いだったのでなかなか具体案には届きませんでしたが、これから検討していけるようなアイデアが出てきました。

【子育て中の保護者へのアプローチ】

「行政の関わる場で繰り返し効果的に周知」が必須。女子トイレにある「性暴力にあったらここに相談」みたいなカードを作り、支援の情報や相談窓口が目に入る回数を増やしたり、子どもの健診をきっかけに支援につなげたりする事業。

【男性が話せる場づくり】

飲み会や家事に関するワークショップなどを仕掛けて、しゃべれる場を設定する。

【子どもの意見表明ができる場づくり】

子ども自身が発信できる場が少ないので、それを意図的に作る。こどもサミット大会、塾、ネット上で…とか。

【周りのおとなからの目】

「おばちゃん向け発信事業」として、家庭児童相談室の情報をさまざまな媒体で発信し、周囲の住民から行政や民生委員、児童委員などに通告できるようにする。

考えれば考えるほど、「一番届けたい人」に届くかな…?という沼にはまっていってしまいますね…💦

難しい問題であり、しかも大切な課題なので、3回目のフォローアップ円卓を行うことにしました。

当事者となる人にヒアリングを行うなどして、保護者や子どもがSOSを出しやすくできるようブラッシュアップし、これらを元に、母親、父親、そして子どもに向けた具体的な案を組み立てていけるよう、伴走していきたいと思います。

さぽらんて円卓会議担当:藤岡

第2回 円卓会議 参加団体・組織等(順不同・敬称略)

山口市里親会/中央児童相談所/山口市教育委員会/山口市こども未来部 子育て保健課家庭児童相談室/山口市地域生活部人権推進課/山口市地域生活部協働推進課/山口育児院/NPO法人ふらっとコミュニティひより/NPO法人素敵な人生 ラ・ベルヴィ/CAP西京/こども明日花プロジェクト