寄付にトライ!~ファンドレイジングの基礎~勉強会レポート

コロナ禍で延期になってしまった、ファンドレイジングの勉強会を、初のウェブ会議で実施しました。

講師は、柿沼瑞穂さん(日本ファンドレイジング協会 認定ファンドレイザー)

DSC_1348

 

 

 

 

DSC_1345

 

 

 

 

 

 

 

 

参加団体は5団体6名。4団体が認定NPO法人、1団体がNPO法人です。

どの団体も、これまでも寄付を集めているが、知り合いなど限られた人からの寄付。もう一歩積極的に踏み出せないということでした。

前半は、ファンドレイジングの基礎の話から。

ポイントを紹介します。

❑なぜ寄付を集めるのか明確にしているか。

運営費なのか事業費なのか。そして、それぞれきちんと積算して、目標金額を定める。

❑よい情報発信をしているか。

提供するサービスの良さはもちろん大切だが、わかりやすい、良い情報を見せているかも大切。

❑寄付者の共感をどう集めるか。

社会課題の解決はもちろんだが、企業には社会貢献している企業というイメージアップ広報になることを強調。また担当者には寄付の権限がない場合があるので、企画書を作成し、企業内で担当者が説明できるツールを準備する。

100名の市民から1万円ずつ集める方が継続的な寄付につながりやすい。

❑NPOの誇りと自信を

暮らしやすい地域社会づくりは、「NPOにかかている!」(「私たちにかかっている!」)くらいの気概で、行政とも対等に渡り合えるNPOを目指してほしい。

見えない課題を顕在化するなど、時代の流れを素早くキャッチできるのもNPOならでは。

❑寄付者の分析

現在の寄付者を分析して、どのような寄付者が私たちを応援してくれているか、を話し合う。ドナーレンジチャート(寄付金額別の寄付者分類)を整理してみる。

寄付者を増やすポイントは2つ。

①現在の寄付者の金額をステップアップ、1度目の寄付者を2度目に。

②潜在的寄付者をどう吸い上げていくか。

❑組織内の役割分担

対象別につながりのある理事やスタッフが働きかける。

理事としては、寄付者を集めるのは当然。

寄付を受付、領収書発行、会報への氏名の掲載、暑中見舞いや年賀状、誕生日のお祝い、イベントなどへの招待、事業報告を伝えるなど、組織の中でシステム化する。

法令順守、倫理観を大切に

❑寄付プログラム

○キャンペーン型

短期集中。感謝イベントなど

○イベントをつあってのファンドレイジング

セミナーやイベントの中での寄付PR,寄付集め

○もったいない系寄付

古本、書き損じはがきなど

○募金箱

○マンスリーサポーター制度

毎月の応援者を募る

○企業からの支援

社会課題解決に向けての連携企業制度の導入や寄付つき自動販売機

○大口寄付

○遺贈

❑魅力的な会員制度の設計

会員の3要素

①共感②仲間感③実利間

4つのポイント

①見せ方 ノベルティグッズもらえる

②ステップアップ戦略 会員に自己実現の機会の提供

③データベース 継続、不継続 コンタクトの記録、備考欄の活用

④継続率 なぜ退会したのか、これまでの寄付のお礼と併せてアンケート形式などで聞く

❑講師が個人的に大切だと思っていること

○自ら寄付してみる

対応の仕方など、客観的に見ることができる

○孤独なフェンドレイザ―の限界

団体内でへんに役割分担して、お金集める人、事業する人ではなく、チームで行う

○学び、そして実践!

とにかく動いてみる

○Never ask,never in!

実際に、寄付してくださいとお願いしていないことが多い。しっかりとお願いする!

○ビジョンとミッションの整合性

自分のファンドレイジングが団体のビジョン・ミッションにそぐっているかいつも確認すること。

 

後半は各団体の寄付集めの課題を聞いてみました。

その中の柿沼講師からのエールを紹介します。

 

○運営費と事業費どちらが足りていないのか、きちんと算出を。

○新規会員とベテランとは考え方も違うので、新規会員の話を聞く場を設ける。

○一度退会した人に理由を聞いてみる。

○サブグループをつくり、そこから巻き込む。

○行政に働きかけるためにお金が必要というストーリーを明確にする。

○助成金を取ったときに、次につながるしくみ(寄付のしくみ、人材育成など)をつくる。

○どこにお願いするかによって、企画書も違う。

○まずは、理事やスタッフなどの知り合いや地元の企業から。組織一丸となって寄付集めを

○資金があるのなら、無理に寄付を集める必要はないが、会員は応援してくれる理解者なので社会認知を広めるためにも集めた方がよい。

 

 

 

 

今後も、さぽらんてでは、寄付を集めたい団体を応援していきます。

まずは、何のためにいくらの寄付が必要なのかを団体内で明確にしてくださいね。

これからも、さぽらんてスタッフはソーシャルディスタンスを守り、皆さんに寄り添います。

DSC_1343

 

 

 

 

 

 

(わたなべ)

 

 

 

 

DSC_1343