NPOのためのPBL講座(第2回)

1回目の講座で、各チームがそれぞれに設定したテーマ「自主性」「子育て」「多文化共生」「探究」を、これまでとは違う視点でとらえ直し、新たな定義を打ち立てました。2回目となる今日は、それを元に考えた新規事業をプレゼンし、意見交換する回となりました。

「哲学」とは既存の概念を超えて新しい発想を生み出す手法です。そのためにまず、これまで当たり前とされてきたことが、本当にそうなのか疑います。小川先生のワークではこれを「イチャモンをつける」と表現されています。そもそも自主性はないといけないのか?人に言われて動くことはダメなのか?探求は教育格差を生むのではないか?大人のエゴなんじゃないのか?と疑ってかかるので、時にはマイナスな側面も見えてきます。

 

面白いのは、そのマイナス要素に本質やヒントが隠れている場合と、一周まわって当たり前を再認識する場合です。それをベースにした各団体の新規事業プレゼンのクオリティが高いのはもちろん、オーディエンス側の団体質問や感想も興味深いものが多くあり、そこから、さらに新たな発想が拡がったり、団体同士の連携がみえたり、共感が生まれたりと化学反応が生まれる場面もありました。

 

小川先生からは、「お手本のような学びの深まり。なぜこの名場面を録画してくれなかったんだ。YouTubeで流したら僕の宣伝になったのに(笑)」と称賛をいただきました。

 

受講者のみなさんからは、以下のような感想をいただきました。

「アイデアが生まれた」

「ヒントがもらえた」

「刺激的だった」

「今までの方針の再確認ができた」

私自身も、哲学的視点で物事を考えるというのを日常の中にも取り入れていきたいなと思いました。小川先生はじめ、ご参加のみなさまありがとうございました!

<スタッフ 小田>