R元年度第1回さぽカフェ(11/7)レポート

11月7日(木)に、今年度第1回のさぽカフェ「ボランティア×若者~善意とニーズを確実につなぐために~」を開催しました。

昨年山口ゆめ花博で多くの学生ボランティアさんに話を聞く機会があり、彼らのようなボランティア活動に意欲的な若者が活躍できる場をもっとつくりたい!そんな思いからはじまった今回の円卓会議は、若い感性を生かしてもらうべくボランティア経験のある大学生4人と、認定NPO法人山口県腎友会、りす会山口、ブルーライトやまぐち、市社協、県社協、市協働推進課に参加していただきました。

さぽカフェの様子です

まずはボランティアでのテンションUP&DOWN体験についてふせんワーク。
テンションがあがった経験として一番多かったキーワードは「感謝」。スタッフやボランティア先の人にありがとうと言われると、大変でも頑張れるという言葉に大きくうなずく人も。
そのほかにも、「活動を通じていろんな人とつながりを持つことができた」など、活動を通じていろんな人とのつながりができること、「予定以上に作業がはかどった時」
など、自身自身のスキル向上につながること、「参加者が楽しそうにしてくれた時」「人の役に立てたと実感できた時」など、他者のポシティブな反応に接することが、テンションUPにつながったようです。

逆に、テンションがさがった体験としては、
「なんのためにしているか不明確な時」「何をやったらいいかわからないまま参加した時」などの【目的共有】に起因すること、「やらせてあげてる感」「仕事内容に関係ない雑用を押し付けられた時」などの【参加者と団体の関係性】に起因すること、などがあげられました。

他には、今の学生さんはそもそも学業とバイトが忙しすぎるという意見や、ボランティアも個人レベルでの資質の問題もあるという意見も。尊大な態度で周囲に不快な思いをさせてしまうようなボランティアも残念ながら一定数いるそうです。

さぽカフェの様子です

募集する側も応募する側ももう一度原点に立ち返ってボランティアの存在意義などを学ぶ機会が必要だということと、我々中間支援者もコーディネートをもっと工夫しないといけないということを痛感しました。
それにしても学生さんたちの感性はすばらしい!!我々大人では到底思いつかなかったアイデアもたくさん出してくれましたよ。若者のことは若者に聞けということですね。
次回は、今回あがった課題を掘り下げ、学生さんたちのアイデアを活用した解決策を見出していけたらと思っています。

(さぽカフェ担当 川上)