仮病を使うのは・・・

何も人間だけじゃないってお話です。
飼い主の気をひきたくて、オスカーものの名演技をするペットがいます。
これは間違いなく仮病と思いつつ、でも・・・万が一誤飲でもしていたら大変なのでと一応検査に連れて行ったうちの甘えん坊。

原因は超ちびっこ達がうちに来て、小さすぎて遊び相手にはならないわ、いかにも美味しそうな匂いプンプンするごはん(犬ミルク&離乳食)を1日5回ももらってるわ、で自分たちは朝晩の2回なのにぃと心ちぎれんばかりに嫉妬の挙句(本人ご存じの方はこの表現ご理解いただけるのでは?)女優の誕生となりました。
案の定結果は問題なし、時間と費用をかけた飼い主そっちのけで当の本人は自分だけが一緒に外出できたうえ病院スタッフにも大切に扱ってもらって超ご満悦。
あれほど大げさに数日キャンキャン言っていたのはどこの誰じゃ〜。

でもおかげで待合室で先代GONのしつけ教室仲間16歳のラブラドール・トモヤ君と久しぶりに再会。6歳といっても疑わないくらい目力・足腰・毛艶も良くて元気そのもののご長寿わんこ。今度彼の元気の秘訣をしっかりお聞きしてきますね。

話はかわりますが・・・
昨年手厚く老犬介護をし、看取られた方からメールをいただき何度かやり取りし、3月末の生協祭りのイベントによかったらお買い物がてら遊びに来ませんか?とお誘いしたらお庭のバラを挿し木した沢山の苗をたずさえておこしになり、フリマで活動の足しにしてくださいと仰ったIさん母娘。
遠慮なく、と右から左に花苗は完売。
メンバー二人も珍しいグリーンのバラを1鉢ずつ分けてもらい、早5月には背丈10センチの苗に写真の花が咲きました。

時が来たらまた新しいパートナとの生活を考えたいと仰っていたIさんのお名前をある悲惨な事故の被害者として拝見して絶句、母娘さんのお写真に1年前のお姿がダブり、あまりの不条理に胸が痛みます。
今頃は虹の橋の向こうで愛犬と再会しあの優しい笑顔を取り戻されているでしょうか。

冬場の管理が悪くて葉っぱが全落ちしましたが、今新芽がたくさん芽吹いています。
ご冥福を心からお祈りするとともに、思い半ばで逝かれたIさんに恥じない活動を心がけ、彼女の動物や植物に対する思いを忘れず大切に育てたいと思う次第です。