動物福祉先進国事情報告会

意味もなく漢字羅列タイトルにしてみました。
9日、山口大学の1室でアニマルセラピー研究会のメンバーらとともにお勉強会。
山大獣医学科の学生さんが、たびたびイギリスの動物保護施設(シェルター)にコンタクトを取って見学に行っており、今回は4団体訪問。
それぞれの規模形態から保護動物の種類も様々、リアルな現状報告。
3年前にもさぽらんてで報告会としてお話してもらいましたが、より積極的かつ具体的に現地スタッフに質問し回答を得ており、なかなかのものでした。
私が一番印象的だったのは、日本のペットショップとは違って生体販売がなく動物愛護精神に富み先進国といわれ、犬猫を飼うならシェルターへ行くのがごく当たり前のこととされているこの国のシェルターにおいても、里親希望者の5割は不適格者として団体側が断っているということ。
4団体ともに5割という回答なのでこれは一般的なことなのでしょう。
シェルター存在の意味意義が周知されており、その譲渡条件なども当然だれでもよいはずがなく、それでもなおかつ不適合な申し込む側の人間が5割もいること。
シェルターの存在意義は教育活動にあるとしていることが納得いきますね。
飼いたい〜と希望される方がいらしても諸条件がクリアできずお断りすることが失礼ながら当然なかたや、申し訳ないと思う方も多々いらっしゃるわけで、できる限りご希望に添えたいと思う甘く感傷的な気持ちはきれいさっぱり捨てて当然だと心強く思った次第です。

日本国内で最大手と言っても過言でない某団体で保護動物のボランティアに参加し今年もその予定があるという彼女の同級生もいます。
問題意識を持って意欲的に取り組むこんな彼女たちが社会で活躍するころ、日本の動物福祉も多少前進していることでしょう。

彼女たちのリアルな体験話聞いてみたいと思いませんか?
リクエストがあれば体験報告会パート2開催したいと思います。