助成金活用マニュアル

みなさんは、助成金を活用したことがありますか?

ほとんどの助成財団は、“公益性”を求めています。つまり「広く市民にとって、どんないいことがあるの?」ということが大切です。申請書は自分たちの活動をわかりやすく伝えるということですから、普段、仲間内でなんとなく自明のことと思っていた目標設定などを、改めて問い直す契機にもなり、労力は使いますが、決して無駄なことではありません。ポイントを押さえて、計画的に助成金を活用しましょう。

ポイント1 企画作り

まず、団体内部で団体のミッションや課題を整理した企画書をつくりましょう。その後に事業を実施にするにふさわしい助成金を探していきましょう。ひと手間かけてこの作業を行うことが、活動を継続していく上での協力者や寄付金を集めたり、他の組織と連携するときに役立ちます。

ポイント2 助成金を探す

助成財団はなぜ助成するのでしょうか?それぞれの財団の設立目的を実現するために、幅広い団体に託してくれるのです。募集要項をよく読みパートナーとして財団の目的と自分たちの目的が一致するものを選ぶことが大切です。最近では助成金の事前相談に対応してくれる財団が増えています。疑問に思うことは問合せしてみましょう。全国規模の助成金は競争率が高くなります。まずは身近な助成金を活用してみましょう。

ポイント3 申請書を書く

読み手である選考委員を説得して、自分たちの夢に投資してもらおうというものです。誰が読んでもわかりやすく、事業の核心がはっきりと伝わることが大切です。団体内や知人に読んでみてもらうのもいいでしょう。助成金は社会資源であり、それを使う以上、社会に対しての説明責任が生じることを応募の段階でしっかり踏まえて、報告書の形式も確認しておきましょう。

助成金を含め、資金調達についてもっと詳しく知りたい方は『資金調達のノウハウ』のページをご覧ください。寄付金や補助金、クラウドファンディングについてもこちらから学べます。

【ダウンロード】山口県域の助成金スケジュール(A3保存版PDF/2023年4月更新分)