【円卓会議】第3回 支援につながる前の子どもと家庭を考える

2026年6月18日(木)、「支援につながる前の子どもと家庭を考える」をテーマに行ってきました円卓会議のフォローアップ会を開催しました。

【円卓会議とは】
市民活動団体や企業、行政、地域などさまざまな担い手が課題を共有し、互いにアイデアやネットワークを提示しながら、協働して課題の解決に取り組むことを目指すものです。

1回目は「里子予備軍」の居る家庭に向けて、誰にどんなことが届けば、虐待やネグレクト、離婚や心中などに発展することを避けられるのか?
そして2回目は、支援につながる前の子どもや家庭に必要な情報などを届けるようにするために、どんな事業があると良いか?

これまでの円卓で出た3つの提案としてまとめると

①保護者の知る、つながる
★保護者向け支援情報カードの作成:行政の関わる場で繰り返し周知。支援情報や相談窓口が目に入る回数を増やす。
★男性が話せる場づくり:父親の孤立支援につなげるため、飲み会や家事ワークショップなどを仕掛ける。

②子どものSOS支援
★子どもの意見表明ができる場づくり:子ども自身が発信できる場を意図的に作る(こどもサミット大会、塾、ネット上など)。

③支援者の学び、見守り
★周りのおとなからの目:「おばちゃん向け発信事業」として家庭児童相談室の情報を発信し、周囲の住民から行政や民生委員などに通告できるようにする。

この中から、論点提供者である德田さんは②子どものSOS支援をやっていけたら、ということで、今回の円卓会議では、

子どもの意見表明ができる(子どもが意見を出せる、SOSが出せる)場を設定する

こちらをテーマに、考えて来ていただいた具体案をグループで1つ選び、助成金申請書に書き込んでみるところまでを行い、発表してもらいました。(山口きらめき財団の令和8年度助成金申請書用紙を使って行いました)

緑チーム「いつでもお悩み相談」
市内の小学校に導入しているタブレットに、開発した悩み相談アプリをインストールし、タブレットを使っていつでも相談できる環境をつくる。3カ月間試験的に実施し、市内小学校で体験会を行う。

青チーム「おしゃべりルーム」
小学校の昼休みや放課後に地域のおとなが入り、子どもの話を聴く場をつくる。きっかけは昔遊び、手品、アート、ものづくり、旬の魚の調理体験、学校への宿泊など。まずは大人への教育が必須。

黄色チーム「出前感~違和感に気づく出前授業~」
長期休みを利用して地域の学童(放課後児童クラブ)で週1回程度の出前授業を行い、子どもの声を聴いて専門家につなぐ。出前授業の内容は、上靴の洗い方や服の畳み方など、日常生活に関するネタを取り入れる。

赤チーム「(仮)出張駄菓子屋本舗」
各小学校のお祭りなどのイベントに便乗し、駄菓子屋を開き、子どもの気持ちを意見箱に集約。市内2カ所(北部、南部)で「ミニ子どもサミット」を開催する。

4グループから、さまざまな子どもの意見が出せる場の案が出てきましたが、話し合う中で

  • 子どもが自分の意見を出すスキルがなかったら?出したいのに出せない時どうする?
  • 子どもの意見を大人が受け止めてくれなかったら元も子もない…
  • 地域差が出てしまうのはどうにかしないと。

というような課題も見えてきました。

ここから先は、この円卓会議で話し合った仲間有志で德田さんを中心とした実行委員会を立ち上げ、里子となる子どもたちを減らすという目標に向け、子どもの意見を出せる場を実現させていくことになりました。3回に渡った円卓会議で得たつながりをフル活用し、楽しみながら課題解決を果たしてもらいたいなと思います。

さぽらんて円卓会議担当:藤岡

第3回 円卓会議 参加団体・組織等(順不同・敬称略)

山口市里親会/中央児童相談所/山口県議会議員/山口市こども未来部 子育て保健課/山口市地域生活部人権推進課/山口市地域生活部協働推進課/山口育児院/NPO法人素敵な人生 ラ・ベルヴィ/CAP西京/こども明日花プロジェクト