お元気ですか あなたの足、泣いていませんか?

日 時:平成17年9月27日(木)13:30~15:30
講  師:シューズアドバイザー 菅沼 淳さん
(クレイン山口店 店長)
参加者:14名

爽やかな秋の風にぴったりの今日の講師、菅沼さん。
まずは参加者への質問から・・・
■ あなたの靴選びのポイントは?
今流行のミュールやヒールはおしゃれ用として、普段のお買い物には履きやすい疲れない靴と、はきわけているという方がほとんどで模範的な回答、すごい!

■ 足の測定タイム
参加者全員、左右の足測定体験は、ほとんどの方が自分の思ってたサイズと違って、驚きの様子。「え~、そんなに小さかったの?」「右と左がこんなにちがうなんて~どっちに合わせて買えばいいの?」などなど、小さな、いやいや大きな声でお互いのサイズ交換をされてた方々も・・・ 例えば同じ24cmの足でも、平均的な形、細形、四角形に分けられる。細形は欧米人に多く、四角形は日本人やロシア人に多い。サイズだけの靴選びは×。

■ 「間違った靴選び」と「足の病気とそのケア方法」
○ミュールやハイヒールは長時間、履くものではない。
靴の裏が薄く作られているので、長時間の使用は足への負担が大きい。
※元来、中世のヨーロッパで作られエレガントに踊るためにつくられた。それと、もうひとつの理由は・・・“城”から逃げださないように作られた。
○ヒールなどのかかとは幅があるほうが疲れない。先が丸く、柔らかく、しなやかなほうが良い。
○靴の横と後ろはピッタリで、前は1cmくらいの遊び、良い意味でのルーズさが必要。
○靴を買う時はシューフィッター、シューズアドバイザーと相談するのが近道。
○ウオノメやタコはこすれてできる。ひも靴を履くと解消できる場合が多い。その時、紐はしっかりしめる。ルーズだと、靴の中で足が遊び、足が疲れやすく、足の形も悪くなる。
○サイズ違いの靴を長期間履き続けると、ハンマートゥ、マレットトゥ、扁平足になる可能性がある。
○開張足・・・握力不足からなる。足が扇形になり、足裏のこすれたところが痛くなる。足の幅が広くなって、ひざや、すねが疲れやすく痛くなる場合がある。
○扁平足には、先天性と小児性がある。
○外反母趾・内反小趾防止・・・指を一本ずつまわす。 指をアーチにする。指をはなす。
○足の指先でタオルをつまむ運動は足の病気のケアに良い。冷え性予防にもなる。
≪ 五本指ソックスを履くと指が動きやすいので効果がある ≫
○靴の大きさ・・≪ Eとは?・・・親指の付け根から小指の付け根までの周囲の長さを足長と比較した割合の表示≫EEは足裏の長さと周囲が同じ。Eの数は6mm刻みで変わる。ドイツは世界的にもサイズを細かく商品作りをしているメーカーが多い。ドイツは靴の先進国。
■ 靴の三大機能 ①衝撃吸収性 ②安定性 ③屈曲性

■ 質問
①今、もっている靴はどうしたらいいんでしょうか?
・チェックしてもらった後、中敷などで調整し、バランスを改善されることをお勧めします。

②一日の内で、足の大きさは変わりますか?
・午前より午後の方が大きくなる。むくみが原因。
・靴を買うのは昼下がりに買うのが良い。

③靴は洗ったほうがいいのでしょうか?
・スニーカー(革物以外)は洗ってもOK!陰干しが良い。
・合成皮革は台所洗剤を布につけて軽く拭く。その後かたく絞った布で拭き取り、陰
干しにする。
・革靴が濡れた場合、陰干し後、汚れをブラシで落とし、クリーナーで拭く。一時的に
縮むかも知れないけど、元に戻る。中に新聞を丸めて水分を取る。保革油を使うと
革が長持ちする。靴クリームは毎日使わなくてもOK!ほこりはこまめに取った方
が良い。

④靴の寿命は?
・スニーカーの場合・・・かかとの減り方がポイント。減りすぎは靴がゆがむため、か
えって膝に負担をかける。
・ヒールの場合・・・・・・・ソールが減らない程度。補修・修理ができることが多い。

◆ 詳しいことはお気軽にお店までお問いあわせください。

熱心に説明してくださる菅沼さん。
熱心に説明してくださる菅沼さん。
自分の足のサイズを測定しています。
「え~?そんなに私の足って小さいの?」足測定タイム。
菅沼さんのお話に興味深々の参加者。
「へ~、意外と知らないのよね~自分の足のことって」
靴を使って分かりやすい説明をしてくださっています。
靴を使っての分かりやすい説明に・・・うん、納得!
機能的な靴が勢ぞろいしています。
機能的な靴が勢ぞろい!