15秒CM講座 1回目

■日時:6月29日(土)13時~16時30分
■講師:河口 隆氏 (システムエンジニア、アワセルブス代表)

さぽらんて待望の「15秒CM講座」の第1回目を開催しました。デジカメで撮影した写真やインターネットで探すフリー素材で、団体のCMを作ってしまおうというこの講座。ウインドウズの「ムービーメーカー」というソフトを使用します。

参加団体さんは、、、
山口アートネットワーク(Yan)、山口エコクラブ、NPO法人支えてねットワーク、NPO法人山口ウッドムーンネットワーク、山口の街並みを着物で歩こう会、の計8名の皆さん。聴講参加者の方やさぽらんてスタッフも混じり、わきあいあいと講座は進みました。

講座の目的は・・・
○自分たちの課題を見つける
○「誰に」「何を」伝えたいかを整理する
○動画編集のやり方を覚える

■まずは、自己紹介を15秒で。
参加者全員、持ち時間は15秒で自己紹介です。15秒という時間の長さや詰め込める情報量を体感してみようとの目的。参加者の皆さん、話す速度や内容はさまざまですが、だいたいの方が上手に15秒でしゃべりきることに、講師も感心のご様子でした。

■さっそく、ワークです。
①「現状と理想」を整理しよう。← 「ありたい姿」を整理する。
シート①を手元に置き、二人組でお互いの団体の活動について話します。聞き手の方がメモを取ります。また、団体活動の理想についても各自で次々と書き出し、「現状」と「理想」のギャップを振り返ることで、
☆今、満たされていないものを認識する。
満たされていないものを満たすのに、手助けとなるようなCMにするために、必要な作業なのです。

②キャッチコピーを作ろう
①のワークをもとに、「誰に?」(ターゲット)、「何を?」(コンセプト)CMから感じ取ってほしいか、イメージがわきますか?とりあえず、「キャッチコピーを作ろう!」ということで、目標15個のキャッチコピーを書き出していきましょう!
ポイントは、
☆見た人に「○○してもらいたい!」を考える
☆質より量!ベストな1個より、たくさんのネタを。
ちなみに、このキャッチコピーは3秒程度のものがベストだそうです。3秒という時間が、雰囲気やフィーリングを伝えたり、本能や感情に訴えるのにちょうどよい長さだとか。
というわけで、30分間、ひたすら黙々とキャッチコピーを考える参加者の皆さん。。。

③絵コンテを描こう
絵コンテの役割は、
☆映像の設計図
☆どんな映像を作りたいかの整理
☆どんな映像を作ってほしいか、制作者に伝える
どこまで細かく描くかは人それぞれ、極端な話、描かなくてもイイ!絵を描くというのはなかなか難しいものですから、まずは手持ちの素材を並べてみることから始める、等でもよいそうです。

ワークシートでの作業は以上です。

■では、ムービーメーカーを使ってみましょう。
準備した画像を入れて、それぞれの画像が流れる時間の設定をします。短くすればパラパラマンガのようにも。音楽の挿入、編集や、テキスト(文字)の挿入などができます。

ここで、守るべき動画制作のルール。
☆最初と最後の0.5秒は無音にする。
BGM等を入れていても、最初と最後は音だけ短めにします。
☆著作権:著作権法で認められている例外を除いて、著作物を利用する際には著作者の許諾を得る必要があります。
動画制作に使える素材は、、、
○著作権フリー・ロイヤリティフリー =条件付きで自由に使用できる
○クリエイティブ・コモンズ・ライセンス =表示、非営利、改変禁止、継承が条件
○パブリックドメイン =著作権が消滅または放棄されている。(著作者がすでに存在しない)

実際に操作してみると、意外に簡単にいろいろできておもしろい!との声もあり、以後の実際のCM作りに期待が持てそうでした。

考える作業が盛りだくさんだった第1回目のCM講座。でも「誰に、何を伝えたいか」を整理するのには、とても大切な作業でした。他団体さんとも交流しながら、自分たちの活動を振り返る良い機会にもなったのではないでしょうか。
次回7月13日までに、おおまかにでもCMの形を作ってくることが宿題となりました。皆さん頑張って取り組んできていただきたいなと思います。楽しみにしています!

(スタッフ 河村)

講師の河口隆さんによる説明の様子です。
講師の河口隆さん
丸テーブルを囲みわきあいあいとした講座になりました。
丸テーブルでわきあいあい
実際のムービーメーカー操作を教わっています。
実際のムービーメーカー操作です
河口さんの話を真剣に聞く参加者です。
実際のムービーメーカー操作です2
黙々と作業に取り組み、ネタに頭を悩ませる参加者たちです。
黙々作業でネタを出し切ります